水曜日, 1月 09, 2008

世界の外国直接投資、2007年は過去最高

 誰でも購入可能な公募の投資信託が2007年は5年ぶりに運用損を計上、損失規模は4兆円程度とみられます。米国の信用力の低い個人向け 住宅融資(サブプライムローン)問題で、国内株式や海外不動産など投資対象が大きく値下がりし、新興国株上昇などによる運用益で埋めきれなかったようです。公募投信の純資産残高は2007年11月末時点で78兆円。年初から約13兆円の新規資金の純流入がありましたが、この間に運用で4兆円強の損失を計上。11月末の残高は2006年末比で9兆円増にとどまっています。銀行や郵便局で手軽に買える投資信託、定期預金に預けるよりは良いと言う感覚が購入しているようですが、投資信託も元本保証でない運用商品です。また、「安く」買って「高く」売る商品です。投資信託を買うだけで資産が増えるというものではありません。また、長く持っていればかならず「上がる」という商品でもありません。銀行や郵便局で売っているから安心ではないです。よく商品の内容を理解してから購入しましょう。

世界の外国直接投資、07年は過去最高
 国連貿易開発会議(UNCTAD)は、2007年の世界全体の外国直接投資額(流入ベース、暫定値)が推定1兆5,379億ドル (約168兆円)で過去最高に達したと発表しました。前年比では17.8%増。企業収益の回復を背景に、国境を越えた企業の合併・買収(M&A)が積極的に進 められたことが投資の増加につながりました。先進国全体への投資額は1兆ドル強。2006年に65億ドルの出超となった日本への投資額も288億ドルのプラスに転じました。投資先で最大だったのは米国(1,929億ドル)で、国内経済の減速にもかかわらず、米ドル安が高水準の投資流入を支えたということになります。