土曜日, 1月 12, 2008

損保ジャパン、サブプライムで損失340億円発生/日本は金属資源大国?

損保ジャパン、サブプライムで損失340億円発生
 損害保険ジャパンは11日、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連で340億円の損失が発生したと発表しました。サブプライム関連では、あいおい損害保険が252億円の損失を計上しており、損保業界で影響が広がってきました。2008年3月期の連結業績予想も下方修正。経常利益は昨年11月時点の1,000億円から800億円に、純利益は同630億円から500億円にそれぞれ修正しました。損保ジャパンは、サブプライムローンを組み込んだ債券の1つである債務担保証券(CDO)の一部に保険の形で元利払いを保証しています。CDOの利払いが滞ると損保ジャパンが保険金を支払う仕組み。保証対象の総額は2,400億円。いわゆる「再保険」というもので、いよいよサブプライム問題は債券発行側から再保険へと飛び火しています。金融機関のこのような問題はマーケットへの影響を避けて週末に発表されます。マーケトにも大きな影響があると思われます。「再保険」に関してはアメリカ集発行債券にも掛けられているので、サブプライムから更に広がる可能性はあります。

日本は金属資源大国?
  携帯電話やパソコンの部品などに使われている金などの希少金属の総量を合計すると、日本国内の「埋蔵量」は、世界有数の資源国に匹敵する規模になること が、独立行政法人物質・材料研究機構(茨城県つくば市)の研究で分かりました。地下資源に対する地上資源です。中国の経済発展などを背景に、希少金属の争奪戦が激化していますがが、「都市鉱山」 と呼ばれるこうした希少金属を有効にリサイクルできるシステムの構築が急務になりそうです。同機構の原田幸明材料ラボ長は、輸出入の統計などから原材料や部品の形で輸入され、製品に使われる20種類の希少金属の量を推計。そこから、製品輸出の形で国外に出た分を差し引き、製品や使用済み廃棄物の形で国内に蓄積されている希少金属の量を元素ごとに算出しました。 その結果、日本国内に存在すると推定される金の量は約6,800トンで、南アフリカの天然埋蔵量約6,000トンを上回り世界最大。銀も約6,000トン、 ディスプレーや太陽電池に使われるインジウムが約1,700トンなど、「埋蔵量」が世界最大に相当する元素が4種類あったほか、銅やプラチナなど世界3位以 内に入る元素もありました。これってすごいことで、まさにリサイクル天国です。