木曜日, 1月 10, 2008

厚生年金保険料、不正に減額申請10件/長期プライムレート0.2%下げ

 アメリカ大統領選挙の各党候補者選びの選挙が盛り上がっています。大統領選挙は今年11月のこと、今からこのボルテージでよく持ちますよね。とくに民主党の「ヒラリーvsオバマ」が盛り上がっていますね。史上初の「女性」大統領誕生か、はたまた、史上初「黒人」大統領の誕生か、どちらにしても歴史的な出来事です。まだまだ残る人種差別の払拭が先か、ヨーロッパに後れを取る形での女性リーダーを生むのが先か、ちょっと深読みですかね。決戦は2回のスーパーチューズデーですかね。

厚生年金保険料、不正に減額申請10件
 総務省の年金記録確認第三者委員会は9日、厚生年金の保険料を算出する基準となる「標準報酬月額」が不正に減らされたとみられるケースが10件確 認されたことを明らかにしました。企業が保険料を節約するために社会保険庁に“うそ”の届け出をしたほか、社保庁が滞納を減らすために関与した疑いが残りそうです。記録確認委員会はこれまで「消えた厚生年金」約60件に年金の支給を認めてきましたが、このうちの“6分の1”が標準報酬月額の不正減額によって年金が減らされたことになります。記録委員会はこの10件に対し年金支給を認めました。例えば1947年生まれの男性は、標準報酬月額が53万円だったのですが、記録上は1993年1月から1994年1月までは20万円に引き下げられていました。記録確認委員会はこの男性の標準報酬月額を、当初企業が届け出ていた53万円に直す必要があると指摘しています。ようは、年金保険料を算定する基のデータの改ざんで、その基のデータは企業側が提出するのをそのまま使用していると言うことです。それに、社保庁側も黙認していた可動化は分かりませんが、あえて指摘せずにいたという感じなのでしょうかね。

長期プライムレート0.2%下げ
 みずほコーポレート銀行、新生銀行、あおぞら銀行は9日、大企業向け融資の指標となる長期プライムレート(最優遇貸出金利)を現行の2.3%から0.2%引き下げ、年2.1%にすると発表しました。足元で長期金利が低下していることなどを反映したもので10日から適用します。これは長期の住宅ローンの金利などにも影響すると思われます。と言うことは預金金利もまだまだ上がらないですね。ただ、「スタグフレーション」と呼ばれる経済の異変、すなわち、景気は良くならないにもかかわらず物価(物の値段)だけが高騰するという異常事態下に今の日本があると言われています。こうなると物価調整で、景気に悪影響と分かりながらも金利を上げざるを得ないなんて事もあるかもしれません。ここは政治が動かないとどうにもならないでしょうね。