火曜日, 1月 15, 2008

サブプライムローンで明暗くっきり。恐るべし、ゴールドマン・サックス

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、米大手銀行のシティグループと米大手証券メリルリンチが、米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」の焦げ付きで打撃を受けた財務基盤を立て直しをはかるため、海外の政府系投資ファンドなどから再 び出資を受け入れる交渉を進めていると報じています。シティは中東やシンガポールの政府系ファンドなどから最大100億ドル(約1兆900億円)、メリルリンチは中東の政府系ファンドなどから30億~40億ドル(約3,270億~4,360億円)を受け入れるということです。シティは昨年11月にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ投資庁から75億ドル、メリルリンチは昨年12月にシンガポールの政府系ファンドから最大62億ドルの出資受け入れを表明しています。また、報道によれば、シティは2007年10~12月期決算で当初予想を上回る最大150億ドルのサブプライム関連の追加損失を計上し、株主配当を減らす可能性があるということです。
 ここでの「キーワード」は「政府家投資ファンド(ソブリンファンド)」です。お金を沢山持っている国のお金が投資にまわると言うことで、世界のマーケトに於いて、ヘッジファンドに並んでの大きなお金の流れを作っています。
 一方で、米証券大手ゴールドマン・サックス・グル ープは、同業他社が米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン 問題で損失を出していた2007年の大半、関連商品の下落に賭けていたことが、 14日公表された米証券取引委員会(SEC)あての書簡で分かりました。つまり「空売り」ですかね。価格の下落時に利益を上げていたと言うことです。サラ・スミス最高会計責任者(CAO)は2007年10月30日付の書簡で「2007 年の大半に、デリバティブ(金融派生商品)を使ってサブプライム関連のショ ート(売り持ち)ポジションを維持していた。この結果、住宅ローン市場の下 落で利益が出る状態にあった」と説明しています。同業他社は四半期ベースの赤字や通期での減益に陥った最中、ゴールドマン・サックス・グル ープの2007年度利益は過去最高の116 億ドルでした。恐るべし、GS。