月曜日, 1月 21, 2008

地域間格差について

 原材料高による物価上昇で地方ごとの差が鮮明になっているそうです。上昇がとくに目立つのは北海道や東北などの寒冷地。原油高によるガソリン価格や電気代の引き上げが響いています。賃金が上がりにくいなか、生活者の心理が冷えて消費の重しになり、地方景気の足を引っ張る可能性があります。全国の消費者物価指数(CPI)は変動が大きい生鮮食品を除き、昨年11月に前年同月比で0.4%上昇しました。CPIがプラスになるのは2カ月連続。それまでは8カ月続けてマイナスでした。
 格差社会が問題視されています。自由経済の推進は、必然的に格差は生じます。市場に任せるという政策は、当然格差が生まれます。アメリカの医療制度に関して、あの国だけは先進国の中で唯一、皆保険制度(社会保険制度)がありません。社会保障制度を作るということは社会主義を認めるこよになるからだそうです。マイケル・ムーア「シッコ」の映画で言っていました。自由経済と社会保障制度、両立しないものなのでしょうか。経済成長を推進すると地域間格差が生じる。難しいですね。
 今回の下乳だかが、事もあろうに冬の時期に起こっているのも皮肉なものです。暫定税率の話題が今国会のそうてんとなっていますが、少しでもガソリンや灯油代は安い方がいいです。