火曜日, 1月 29, 2008

ニューストピックス「次世代DVD企画争い規格争い」「バイオマスエネルギー」

次世代DVD規格争い 
 ソニー、東芝両陣営による新世代DVDの規格争いは、1月前半の米市場でソニー陣営の販売シェアが急拡大し、東芝陣営との差が過去最大に広がったそうです。DVDソフト最大手ワーナー・ブラザーズがソニーの推す「ブルーレイ・ディスク(BD)」規格への支持を表明した影響が早くも出ているとの分析もあります。パラマウント・ピクチャーズなど複数の映画会社がワーナー・ブラザーズの動きに追従し、ユニバーサル・スタジオだけが「HD DVD」のみで映画をリリース、ソニー・ピクチャーズや20世紀フォックス、ウォルト・ディズニーは「ブルーレイ・ディスク」という姿勢を堅持しています。複数の米メディアによると、13日までの1週間の「ブルーレイ・ディスク」ソフトの販売シェアは約85%となり、東芝の推進する「HD DVD」規格のソフトの15%に大差をつけました。今後東芝陣営は価格を下げて、市場での普及率アップをもくろみ、ユーザー側からの世論で形成を逆転する方針だそうです。

バイオマスエネルギー
 「バイオマス」とは、生物資源(バイオ/bio)の量(マス/mass)をあらわし、エネルギー源として再利用できる動植物から生まれた有機性の資源のことです。石油や石炭などの化石資源と対比して、「生きた燃料」ともいわれています。バイオマスの種類はいろいろありますが、大きく分けると「廃棄物系バイオマス」と「栽培作物系バイオマス」分かれます。「廃棄物系バイオマス」には下水汚沼や家庭の生ゴミ、「栽培作物系バイオマス」にはわら、籾殻、家畜等の糞尿、間伐材、おがくずなどがエネルギーの原材料になります。とうもろこしやさとうきびなどを原材料とする「バイオエタノール」エネルギーは、食品の材料でもあるので、日常品である食料品の価格の高騰を招きますが、廃材等を利用する「バイオマス」はまさに期待される環境に優しいエネルギーであると言われています。「バイオマスエネルギー」は例えば、牛3頭1日分のふん尿で、1家庭の1日分の電力がまかなえる程度の発電が可能ですし、サトウキビ1トンで自動車の燃料にも使えるエタノールが0.2トンできます。バイオマスエネルギーは、地球規模でみてCO2バランスを壊さない(カーボンニュートラル)、永続性のあるエネルギーなのです。日本でも、この「バイオマス」エネルギーを実用化する企業が登場してきています。