金曜日, 8月 17, 2007

主要8行・グループ、サブプライム関連損失200億円/日銀、1兆2000億円を供給

 日本の最高気温の記録が更新されました。40.9℃、暑いですね。1933年の山形市の記録を抜きました。株価へ年初来安値を突き抜けました。

主要8行・グループ、サブプライム関連損失200億円
 米国の信用力の低い個人向け融資(サブプライムローン)に関連する投融資で、国内主要8銀行・グループがこれまでに公表した売却損や含み損など損失額の合計は200億円にとどまるようです。三井住友フィナンシャルグループや新生銀行は売却損や評価損を2007年4~6月期に計上しました。大半の銀行は投資した証券化商品が取得時よりも価格が下落しており、含み損を抱えています。三菱UFJフィナンシャル・グループの投資残高は7月末時点で2,800億円で、50億円の含み損を抱えています。あおぞら銀行も210億円の投資残高があり、含み損は44億円。みずほフィナンシャルグループは価格下落を受け、7月にサブプライムに関連した商品の大部分を売却しました。

日銀、1兆2,000億円を供給
 日銀は、短期金融市場に即日で1兆2,000億円を供給する公開市場操作(オペ)を実施しました。即日の資金供給オペは16日の4,000億円に続き2日連続。外国銀行の資金調達意欲が強く、金利が上昇しやすくなっているためです。金融機関が手元資金をやり取りする無担保コール翌日物の金利は取引開始直後から誘導目標(0.5%)を上回る0.54%前後で取引された。資金不足感がやや強く、日銀のオペ後も誘導目標を上回る水準で推移しています。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に絡み金利が上昇したため、日銀は10、13日に大量の資金を供給しました。その後、金利が低下しやすくなり吸収オペに転じましたが、16日から新たな準備預金の積立期間に入り資金余剰感が解消したため再び即日の資金供給に転じていました。ファンドを中心に、資金調達に苦慮しているようです。