月曜日, 8月 06, 2007

47兆円台前半で調整(2008年度予算の概算要求基準)/日本人だけ割増料金(ハワイ)

 参議院選挙結果で、参議院では与野党逆転となり、衆議院とのねじれ現象と呼ばれている中、重要法案の審議にも影響がありそうです。政府税制調査会は消費税議論も含め、民主党の意見も取り入れるとのコメントもありました。経済のゆくへを決める経済財政諮問会議でも影響が及びそうです。何より来年の日銀総裁が誰になるかは重要な問題です。一般審議は参議院で否決されても衆議院で2/3の賛成が得られれば可決されますが、重要な人事に関しては衆参両院の賛成が前提です。日銀総裁人事もしかりです。今までの与党の思惑通りにはいかないでしょうね。

47兆円台前半で調整(2008年度予算の概算要求基準)
 政府が2008年度予算の概算要求基準(シーリング)で、政策的経費である一般歳出の総額を47兆円台前半とする方向で調整に入ったようです。高齢化に伴う社会保障費の伸びで2007年度当初予算(46兆9,784億円)に比べ増加は避けられないものの、公共事業費は3%減らすなど、2007年度と同様に厳しく対応し、安倍晋三首相が指示した「最大限の削減」に努めます。ただ、来週に本格化する与党との調整の中で、参院選大敗を受けて増額要求が強まることも予想され、最終的にはさらに膨らむ可能性もあります。

日本人だけ割増料金(ハワイ)
 夏休みで多くの観光客が訪れているハワイで、日本人に対してだけ15%加算した料金を請求するレストランが増えているそうです。日本人観光客があふれるワイキキに圧倒的に多く、チップを払う習慣のない日本人対策のようです。しかし、チップを出す日本人からは二重取りになる例もあります。こうしたレストランで日本人観光客が受け取る勘定書きには通常の料金、税金に加え、「サービス・チャージ(S・C)」などと書かれて勝手に15%加えられた額が記載されています。 日本レストランが、日本人客から「チップも含めた領収書を出してほしい」と要望を受けたのが起源とされ、それを米国人レストラン経営者らがまねたともいわれています。文化の違いといってしまえばそれまでですが、日本人観光客のも、その土地の風土を理解する心構えは必要でしょう。ウェイターやウェイトレスもチップは生活費でしょうから死活問題ですよね。難しい話ですな。