日曜日, 8月 12, 2007

北京オリンピックは大丈夫でしょうか

 北京オリンピックまであと1年を切り、天安門広場ではカウントダウンが始まりました。驚くスピードでの建設ラッシュによる大気汚染が問題になっています。IOCも忠告する状況で、北京は世界でも環境に最悪な都市になっています。空気中の粉塵などがひどく、日本選手団も競技ぎりぎりに訪中するなどの対策が必要だとまで言われています。
 食への不安もあり、水などは日本から持参しようとの意見もあります食だけでなく、「メイド・イン・中国」への信頼が問われています。これは世界に羽ばたく国としては致命傷です。さらに、水不足で、黄河流域の稲作を、乾燥地に強いトウモロコシなどを植えるよう、国が強制的に指示している、北京から地方へ強制移住させるなど、さすが共産国です。長江(揚子江)から黄河へ水を引くという大々的な国家プロジェクトもあるとか。大丈夫ですかね、北京オリンピックは。
 ここにきて、チベットやウイグルなどへの人権問題が浮上していて、アメリカ議会でも、この人権問題などから北京オリンピックボイコットなる議論も出てきているとか。そうなれば中国経済は大打撃です。 
 高速道路や高層ビルの建設ラッシュにより日本経済も潤いましたが、中国の国の問題ですが、突貫工事による弊害は内のでしょうか。ソウルで崩れたあの橋も、ソウルオリンピックに向けての急ピッチ工事の産物です。はてさて。北京オリンピック、大丈夫でしょうか。