水曜日, 8月 22, 2007

日銀の利上げについて

 安倍政権に対する求心力が問題視されています。防衛省人事を巡ってのトラブルは官房長官も含め、政・官どちらが主流なのかともささやかれています。塩崎官房長官は続投に意欲を示していますが党内では反発を強めているようです。小泉前首相は、何かにつけて「ついて」いました。何かマイナスにふれることがあっても、それを帳消しにする出来事が起こり、結果、小泉前首相を持ち上げる形となっていました。巡り合わせが良かったんですね。安倍首相の場合、やることすること逆方向にふれているようです。そう言う意味では「ついていない」のかもしれません。そこに勢いの違いが感じられるのでしょうか。

 日銀は22日、23日の政策会合で、利上げは見送る決定を行うようです。サブプライムローン問題の影響で、日本経済が混乱したのが原因ですね。「利上げ」とは、政策金利を上げることで、金融機関同士のお金のやりとりをする金利を意味します。私たちの実生活での金利ではありませんが、政策金利を上げると言うことは、結果、ローン金利などに影響があります。政策金利(短期金利)が上がると、長期金利(10年物の国債の利回りが代表)が追いかけるようにして上がる傾向にあいrます。長期金利の上昇は株価にも影響があります。つまり、日銀の利上げは、株価などの景気や住宅ローンなどの生活上の「金利」にも影響があります。この日銀の金利は、いつでも勝手に上げられるのもではなく、毎月1回、関係者による2日間の会合で決定されます。当然利下げも考えられます。次は9月に利上げがするかどうかが焦点です。日銀の究極的な目的は「日本の景気を安定的に上昇させる」ことです。日銀の政策は景気を良くすることなので、当然マーケットは敏感に反応します。