月曜日, 8月 20, 2007

主婦らから50億、「真珠投資」社長を出資法違反で逮捕へ

 夏休みが終わり今日からお仕事という方も多いと思われますが、そんな日に、那覇空港では中華航空ボーイング737型が炎上しました、大変な事故で休み明けスタートとなりました。今年は災害が多いですね。亥年は「災害の年」とも言われます。マーケットはおそらく一段落すると思われますが、地震や台風など、リアルな現場やマーケットなどで起こる年ですね。

主婦らから50億、「真珠投資」社長を出資法違反で逮捕へ
 愛媛県愛南町の真珠養殖販売会社「キュート」が、全国の主婦らに真珠養殖事業への投資話を持ちかけて多額の現金を集めていた出資法違反事件で、愛媛、宮城など6県警の合同捜査本部は、同社社長(64)ら5人について、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで逮捕状を取りました。同社は、39都道府県の主婦ら約2,500人から総額約50億円を集めていたとみられます。出資の際に契約者に約束した配当金の大半が支払われておらず、捜査本部は詐欺容疑での立件も視野に実態解明を進めます。社長らは金融業の許可を得ずに2003年11月ごろから2005年にかけて、山梨、宮城県などの主婦ら十数人に「真珠アクセサリーを1口100万円で購入すると、真珠養殖事業に投資でき、1年半後に元本に約20万円の配当をつけて返金する」などと勧誘し、計7,000万円を集めた疑いがもたれています。2005年7月ごろから契約者に元本や配当を支払わなくなり、同社工場の従業員も現在2人だけで、休眠状態となっているようです。社長は代理人の弁護士を通じて「事業はあくまで真珠の売買で、投資を募ったわけではない」「真珠養殖事業に協力してくれた顧客に、感謝の気持ちとして利益を還元しただけ。事業不振で利益が上がらなければ、支払うことはできず、義務もない」などと弁明していた要ですが。お金を投資した側は「元本保証」の説明を受けていたようです。そもそも、事業投資など、とうしに元本保証はありえません。まず「保証」という言葉の意味を良く理解しましょう。金融商品にとって、投資商品にとって「保証」という言葉はあり得ません。皆さん、ご注意下さい。