火曜日, 8月 14, 2007

日米欧、3日で42兆円供給・市場安定化へ継続/マンション価格、5千万円台に

 閣僚の卒業旅行が盛んです。「外遊」という名目で、国会にも出ない防衛大臣はもとより、次は幹事長就任が噂され、政府から党に戻る外務大臣や、他に、財務大臣や経済産業大臣、総務大臣が、もうすぐ内閣改造で大臣を辞めるというのに、日本を代表(?)して、世界諸国を、この時期に大旅行団で訪問しています。すべて税金が使われています。

日米欧、3日で42兆円供給・市場安定化へ継続
 米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の不安が続く中、欧米の中央銀行は、前週末に続く3度目の資金供給を実施、市場の安定化に全力を挙げる姿勢を改めて示しました。これを受け同日の欧米株式相場は反発。小幅ながら上昇した同日の日経平均株価と合わせ、日米欧の連鎖安にひとまず歯止めが掛かった格好です。欧州中央銀行(ECB)は同日、短期金融市場に476億6,500万ユーロ(約7兆7,000億円)の資金供給を実施しました。9日から13日までの3営業日で実施した資金供給の合計は約2,035億ユーロ(約32兆8,000億円)に達しました。株式市場では、金融当局の資金供給が市場の不安感を和らげたという見方が広がっています。ECBは「金融市場は正常化しつつある。さらなる正常化を支援する」と説明しています。世界的金余り状況が、サブプライムローン問題により、資金調達が困難になり、政府がお金を供給したという形のようです。

マンション価格、5千万円台に
 不動産経済研究所(東京)が発表した7月のマンション市場動向によりますと、首都圏の一戸当たり平均価格は前年同月比12.6%増の5,305万円となりました。東京23区平均では7,109万円に達し、いずれも1992年11月以来の高値となります。東京都渋谷区で平均価格が3億円を超えるマンションが売り出されるなど、一部の高額物件が平均を引き上げました。マンション価格はまさに右肩上がり状況です。高級マンションは即完売です。どうなっているのでしょうかね。