木曜日, 1月 11, 2007

ゆうちょ・かんぽ上場前倒し/ビール競争アサヒの勝ち

暖冬ですね。ニューヨークでは1月なのに街ではTシャツ姿が目立ちます。マンハッタン島中心部のセントラルパークで22.2度を記録しました。平年なら4度前後から氷点下1度が普通だそうです。ニューヨークでは昨年11月と12月に一日も雪が降らなかったのですが、これも1877年以来129年ぶりの現象です。129年ぶりですよ。

10日マーケット  
日経平均株価:16,942.40円(前日295.37円安)  
為替相場:1ドル=119.26円~118.29円(前日0.30円安) 
長期金利:1.750%(前日+0.015%)

アメリカ経済好調を背景にドルが買われましたね。ドルが買われる=円安です。今年がドル高と唱える専門家が多いです。

ゆうちょ・かんぽ上場前倒し
 郵政民営化の準備会社である日本郵政の西川善文社長は、民営化で10月に発足する「ゆうちょ銀行」と「かんぽ生命保険」の株式上場を2009年度下期にも実現させる方針を明らかにしました。昨年夏にまとめた民営実施計画の骨格では「遅くとも民営化後4年目の上場を目指す」としていましたが、目標を3年目へと1年前倒しするようです。日本郵政は10月に政府が全額出資する株式会社となり、100%子会社として金融2社を傘下に置きます。上場によって株式を市場にある程度放出すれば、政府関与の度合いが薄まり、民間と対等な競争条件を整えることができます。上場目標の前倒しで、民業圧迫批判を和らげるとともに、収益機会拡大に向け、できるだけ早く住宅ローンなど新規業務への参入を認められるようにします。

ビール競争アサヒの勝ち
 平成18年のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の販売数量は、アサヒビールがキリンビールを30万ケース(大びん20本換算)上回り、小差で首位を死守しました。アサヒの首位は6年連続となります。少子化などでビール類市場全体が縮小する中、アサヒの販売数量は、前年比3,1%増の1億8,740万ケース。キリンは発泡酒と第3のビールが好調で同4.8%増と伸ばしましたが、あと一歩届かなかったようです。キリンは上半期の課税数量では5年ぶりに首位を奪回しましたが、アサヒは昨年10月に第3のビール、11月に発泡酒の新商品を投入するなど新商品攻勢をかけ逃げ切りました。