金曜日, 6月 08, 2007

外貨準備高、5月末は9,111億ドルに減少/NY原油価格くが高騰

外貨準備高、5月末は9,111億ドルに減少
 財務省が発表した5月末の外貨準備高は9,111億3,700万ドルとなり、4月末と比べ44億8,600万ドル減少しました。減少は2006年12月以来5カ月ぶり。外国債や預金の運用益は増えたものの、米長期金利の上昇(債券価格の低下)やユーロの米ドルに対する下落で、ユーロ建て資産の米ドル換算評価額が下がったことが影響したようです。国際通貨基金(IMF)が公表した2月末時点の外貨準備高によると、首位は中国の1兆1,604億ドル。日本は8,900億ドルで2位でした。

NY原油価格が高騰
 7日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、石油輸出国機構(OPEC)が増産に否定的な姿勢を示したと報じられたことなどから急伸し、米国産標準油種WTIの中心限月7月物は、前日終値比0.97ドル高の1バレル=66.93ドルと、中心限月の終値としては昨年9月以来、9カ月ぶりの高水準で引けました。原油価格の高騰は、ガソリンはもとより、トイレットペーパーやティッシュなど、生活用品の値上げにもつながり、生活にも影響があります。