木曜日, 6月 14, 2007

金先物「ミニ取引」開始/新薬は高く、古い薬は安く

金先物「ミニ取引」開始
 東京工業品取引所は、従来よりも少ない資金で投資が可能な金先物「ミニ取引」を新規上場します。経済産業省の認可を経て、7月9日から取引をスタートさせます。金ミニ取引の売買単位は100グラム、1売買単位ごとに投資家が取引業者に差し入れる証拠金額は取引開始当初、1万2,000円にするそうです。日経225mini(通常の証拠金の10分の1で取引できる)が個人投資家向けの登場しています。投資と聞けば大きな資金が必要と思われがちですが、少額資金から投資できるようになりました。

新薬は高く、古い薬は安く
 新薬メーカーを中心につくる日本製薬工業協会が、厚生労働省に対し、治療効果が高い新薬には製薬会社が付けた高い薬価を特許期間中維持することと、特許が切れた薬は大幅な値下げをするということをセットにした新しい薬価制度を提案しました。2015年の導入を目指していますが、値下げ対象になる後発医薬品や、新薬が出にくい中堅以下のメーカーの反発は必至のようです。現行の新薬の値決めは原則的に、既存の同分野の薬価をもとに「画期性」「有用性」を評価して加算しますが、製薬会社側には加算幅が大きいとは言えないとの不満があります。製薬協は、効き目が高い新薬は製薬会社が説明責任を負い値付けをする新方式を提案、その新薬の特許期間中は、2年に一度の値下げの対象外にすることも求めています。特許切れの薬で今以上の値下げを進めれば、保険財政の負担増は抑えられるとしています。テレビのCMにもある「ジェネリック医薬品」が特許が切れた後発品のことです。そもそも薬価制度が医療費高騰を助長しているのではと言う意見もあります。治療に対する点数積み上げ方式など、この世界見直すことが多いような気がします。