月曜日, 6月 25, 2007

国際決済銀行、最新年報で「円キャリー取引」自制求める

 企業ブランドの消費者やビジネスパーソンからの評価を分析した「2007年企業ブランド知覚指数(PQ)調査(日経リサーチ)」では、総合順位でマイクロソフトが3年連続トップをキープ。2位がキャノン、3位はソニー、4位はトヨタ自動車と続きます。特筆すべきは7位のグーグルで、前回の31位からの大飛躍です。ヤフーはグーグルの一つ下の8位(前回5位)でした。動画共有サイト「ユーチューブ」の買収が評価されています。グーグルのビジネスは注目されています。

国際決済銀行、最新年報で「円キャリー取引」自制求める
 国際決済銀行(BIS)が発表した2006年度版の年報で、「最近の円安は明らかに異常」として、低金利の円を借りて高金利の金融商品で運用する「円キャリー取引」の自制を市場参加者に求めました。年報は「キャリー取引の規模や為替相場に対する影響を評価するのは非常に難しい」としながらも、「各種データが重要な役割を果たしていることを示唆している」としました。円キャリー取引の解消で為替相場が急激な円高に転じることにより、投資家が損失を被る危険に注意する必要があるとしました。また、「(円安による)日本からの資金流出が世界の他の地域に好ましくない影響を及ぼしかねない」と指摘し、日本経済については「不良債権問題が改善を見せ、物価下落が続くデフレスパイラルの危険は減少した」と分析しています。そのうえで、日本経済の順調な回復や、日本からの資金流出などは、日本銀行が利上げを継続する支援材料になるとの見方を示しました。為替に影響を及ぼしますでしょうか。