木曜日, 6月 07, 2007

スティール・パートナーズ/薄型テレビの購入単価上昇

スティール・パートナーズ
 米国系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドが注目を集めています。日本の企業の株を買い、経営者への発言権を持つ、いわゆる「M&A」を仕掛けています。日本のおなじみの会社がねらわれています。個人投資家の間では、スティール・パートナーズが買い占めている銘柄を追いかけて買うなどの行動も見られます。このファンドの資金源は、アメリカの富裕層や機関投資家といわれています。配当などを出し、その事業を欲しがる企業や別ファンドに保有株を売却します。スティール・パートナーズが大株主になっている会社、いわゆる「スティール銘柄」は、江崎グリコ、サッポロビール、キッコーマン、ブルドックソース、ハウス食品、日清食品、明星食品、ワコール、ノーリツ、アデランスなどです。どれも聞いたことのある名前ばかりですね。

薄型テレビの購入単価上昇
 下がり続けていた薄型テレビの販売単価が上昇に転じました。大画面化が進んだのに加え、付加機能のついた機種の売り上げの伸びが単価を押し上げたようです。平均単価はプラズマ、液晶ともに4月から上昇に転じ、市場に最も多く出回っている32型以上40型未満の液晶テレビでは値下がりが続いているそうですが、それ以外の薄型テレビは3月ごろから価格が下げ止まるか、反転しているようです。