水曜日, 2月 21, 2007

ネット関連会社、個人サイトをクチコミに活用/広告費3年連続増、ネットが雑誌に肉薄

ネット関連会社、個人サイトをクチコミに活用
 インターネット関連企業が個人運営サイトの活用を加速します。ブログ(日記風簡易ホームぺージ)やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用者急増に着目し、個人サイトを集客手段などとして活用することで自社サイトの魅力を高め、収入の拡大につなげる考えのようです。音楽情報提供のオリコンは4月から、ランキング情報「オリコンランキング」のデータベースを一般サイトが自由に転載できるようにします。オリコンが集計したCD販売などの最新のランキング情報を、同社に料金を払うことなく個人や企業が自身のサイトのコンテンツ(情報の内容)として利用できます。 今や、ブログの勢いはすごい。

広告費3年連続増、ネットが雑誌に肉薄
 電通は、2006年の国内総広告費が前年比0.6%増の5兆9,954億円となり、3年連続で増加したと発表しました。景気回復やトリノ五輪など世界的イベントが寄与したようで、中でも2004年にラジオを抜いたインターネットは約3割増と高成長を持続、雑誌に肉薄しました。ネットは2007年も2割程度成長が見込まれ、国内広告市場をけん引する見通しです。2006年のネット広告は前年比29.3%増の3,630億円でしたた。中でも検索キーワードに応じて表示する検索連動型広告が930億円、携帯電話向けなどのモバイル広告は390億円に達しました。これに対し雑誌広告は前年比1.5%減の3,887億円にとどまりました。市場規模は2001年に前年を下回って以来、6年連続で減少しています。2006年は休刊誌数が創刊誌数を上回り、創刊による広告費の押し上げ効果も縮小しました。