火曜日, 2月 27, 2007

メタボリック減らないと健保の負担金増額/「需給ギャップ」10年ぶり需要超過

メタボリック減らないと健保の負担金増額
 厚生労働省はメタボリック(内臓肥満)症候群の患者・予備軍の減少率を、健康保険組合や国民健康保険など各健康保険の保険財政に反映させる仕組みをつくるそうです。一定期間内の減少率が国の基準に達しなかった健保に対し、高齢者医療を支えるために各健保が拠出する負担金を増額するという案。各健保が2008年度から実施する新しい健康診断や保健指導の実効性を高め、医療費を抑える狙いとのことですが。ただ事業主として保険料を折半負担する企業からは「メタボリックは個人の生活習慣が大きな原因で、企業の責任にするのはおかしい」と反発する意見がでそうです。なんだかな~

「需給ギャップ」10年ぶり需要超過
 内閣府は、日本経済の需要と供給の差を示す「需給ギャップ」の最新の試算値を公表しました。昨年10^~12月期はプラス0.6%で、過去のデータもさかのぼって改定した結果、1997年1~3月期以来、約10年ぶりの需要超過となりました。原油安の影響で消費者物価指数(CPI)の伸びは当面弱含む見通しですだが、長い目でみると日本経済は緩やかにデフレ脱却に向かいつつあるとの見解です。需給ギャップは生産設備や労働力などを平均的に使って生み出せる潜在国内総生産(GDP)に対し、実際のGDPとの差がどの程度の大きさかを示すもので、実際のGDPが潜在GDPより大きいと、需要が供給を上回る需要超過となりまする。需給ギャップがプラスになると物価が上がりやすくなります。内閣府は昨年12月時点で、需給ギャップは昨年1~3月期に約8年ぶりにプラスに転じたとみていました。だが、今回の改定により1~3月期、4~6月期はいずれもゼロ(需給均衡)。7~9月期はいったんマイナスとなりましたが、10~12月期は1997年1~3月期(プラス0.6%)以来のプラスと推計しました。