火曜日, 5月 29, 2007

三菱東京UFJ銀、ディズニーと組み「ネット支店」/需給ギャップ、10年ぶりに2四半期連続プラス

三菱東京UFJ銀、ディズニーと組み「ネット支店」
 三菱東京UFJ銀行は、ウォルト・ディズニー・ジャパンと提携し、女性やファミリー層向けにインターネット上に「キャッスルタウン支店」を新設したと発表しました。同支店に専用口座をつくると、パソコンや携帯電話の画面上で、ミッキーマウスの案内に従って預金や振り込みなどの取引ができるそうです。親子で経済を易しく学べるゲームも用意されています。新サービスは「ディズニーおさいふプラス」。取引内容を預金や振り込み、残高照会などに絞り込み、従来のネットバンキングより操作方法を分かりやすくしました。20~30代の女性やファミリー層の取り込みを狙い、3年間で50万口座の開設を目指すそうです。通帳やキャッシュカードは支店やATMで利用できます。口座の開設や友人の紹介に応じてポイントがたまり、ディズニーグッズと交換できるサービスも8月から始めます。

需給ギャップ、10年ぶりに2四半期連続プラス
 日本経済の実際の需要と潜在的な供給力の差を示す需給ギャップが10年ぶりに2四半期連続でプラス(需要超過)となりました。内閣府が28日公表した試算値によりますと、2007年1~3月期の需給ギャップはプラス0.7%。需要の方が大きいと、物価が上がりやすくなります。消費者物価指数(CPI)などはなお力強さを欠くようですが、物価が継続的に下落するデフレに逆戻りする可能性は低くなったとの見方も出ています。需給ギャップは、国内の労働力や工場設備を平均的に使った「潜在的な国内総生産(GDP)=供給力」と、実際のGDP(需要)を比べたもので、内閣府が算出しており、今回は1~3月期のGDP速報値を踏まえて過去の数字も見直しました。2006年10~12月期はプラス0.5%と、これまでの公表値から0.2ポイント下方修正。1~3月期はプラス0.7%となりました。プラス幅は1992年4~6月期以来、約15年ぶりの大きさでした。