金曜日, 5月 11, 2007

ヘッジファンド問題を議論/ふるさと納税を検討

ヘッジファンド問題を議論
 財務省の渡辺博史財務官は、記者団に対し、ドイツのポツダム近郊で1開かれる主要8カ国(G8)財務相会合でヘッジファンド問題が主要議題になるとの見通しを示しました。巨額の資金を扱うヘッジファンドは金融資本市場への影響が大きいため、監視の在り方について討議します。この問題では、議長国ドイツが規制強化に前向きな姿勢を示しています。これに対し、米国や英国、日本などは、ヘッジファンドに資金を供給している金融機関への既存の監督ルールを使うべきだと、直接的な関与に否定的な立場で、会合では両者の溝をどの程度埋められるかが焦点になります。

ふるさと納税を検討
 安倍晋三首相は、居住地への納税が原則の個人住民税の一部を出身地などに納めることができる「ふるさと納税」の導入について「多くの方の、生まれ故郷を大切にしたい、地域の美しさを守りたいという思いをどうくみ取っていくのか、検討していかなければいけない」と述べ、検討する考えを示しました。 また、首相は「地方対策、参院選対策というより、そういう思いを大切にすることが重要だ」と語り、首相官邸で記者団の質問に答えたようです。論議を呼びそうですね。