火曜日, 4月 03, 2007

3月の資金供給残高、19.1%減/年金支給年齢繰上げ

3月の資金供給残高、19.1%減
 日銀が発表した3月の資金供給量(マネタリーベース、月中平均)は前年同月比19.1%減の88兆4,022億円でした。13カ月連続で前年を下回りましたが、マイナス幅は前月よりも2ポイント縮小しました。2006年3月に量的金融緩和政策を解除したことに伴い、金融機関が日銀に預けている日銀当座預金の減少が続いています。マネタリーベースは日銀が金融機関に供給した資金の総額で、日銀当座預金の残高と市中のお金(紙幣と硬貨)を足したもので、内訳は当座預金残高が71.9%減の8兆5,517億円。日銀券発行高は1.3%増の75兆3,603億円、硬貨は0.9%増の4兆4,902億円でした。

年金支給年齢繰上げ
 欧州各国が年金支給開始年齢を一斉に繰り上げました。いままでの支給開始年齢65歳から67歳へと2年遅くしました。アメリカはレーガン政権下で既に67歳支給となっていて、日本もグローバリゼーションの名の下に支給開始年齢を引き上げる余地を残したことになります。各国とも年金財政の破綻阻止が目的とか。欧州よりも高齢化が進んでいる日本にとっては、とても人ごとの話ではありません。