火曜日, 4月 10, 2007

大手生保、個人向け配当増額へ/年金保険料、赴任先で免除へ

大手生保、個人向け配当増額へ
 日本生命保険や第一生命保険など大手生命保険会社は2007年3月期分の個人契約者向けの配当を引き上げるようです。保有する株式の配当収入が増えるなど運用収益が好調だったためで、増配は3年連続になります。契約者への配当を増やすことで、保有契約のつなぎ留めなどにも役立てたい考えです。生保の配当は事前予想よりも運用収益が増えたり、契約時の見積もりよりも死亡者が少なかったりした場合などに剰余金を原資に支払います。配当額は同じ生保会社の契約者でも、保険商品や加入時期によって異なります。それにしても、保険に配当があることすら忘れていましたね。

年金保険料、赴任先で免除へ
 厚生労働省は海外で働く人が公的年金保険料を二重払いしなくて済む社会保障協定をスウェーデンと締結するため、同国と予備協議を始めます。協定が発効すれば、本国で保険料を支払えば基本的に滞在国での支払いを免除されます。スウェーデンとの協議では二重払いの問題だけでなく、社会保障制度全般について情報や意見を交換する予定です。日本は現在、ドイツや米国など8カ国と社会保障協定を締結しており、うち5カ国は発効済みで、さらに、オランダと締結に向けた政府間交渉に入っているほか、チェコなど3カ国と予備協議を始めています。交渉・協議中のすべての国やスウェーデンと協定を結ぶことができれば、相手国は13に達することになります。