土曜日, 4月 28, 2007

損保保険金、支払い漏れ38万件に・06年9月から12万件増加/「ネットカフェ難民」全国に広がる

損保保険金、支払い漏れ38万件に・06年9月から12万件増加
 損害保険ジャパンと日本興亜損害保険は、自動車保険などの保険金の支払い漏れの追加調査の結果を発表しました。これで東京海上日動火災保険など大手6社の調査結果が出そろい、最終的な支払い漏れは計38万2,000件・294億円になりました。「人身傷害補償保険」の支払い漏れが多発し、昨年9月末の調査から12万件・132億円増えました。金融庁は損保各社の調査結果を今後精査し、必要であれば行政処分の発動を検討するとみられます。損保各社は昨年9月末に自動車保険などの保険金の支払い漏れの調査結果を公表。ただ、調査に不備があるとして同11月に金融庁がより範囲を広げた追加調査を命じていました。自動車保険の支払い漏れについては、今回が最終結果となります。損保を巡る不祥事としてはこのほか、医療保険などの不払いが問題となり、金融庁が今年3月、東京海上日動、日本興亜など10社に行政処分を出しました。

「ネットカフェ難民」全国に広がる
 日雇い労働などをしながらインターネットカフェを泊まり歩く「ネットカフェ難民」が全国に広がっていることが、労働組合を中心とする市民団体の調査で分かりました。東京、愛知、大阪、福岡など19地域のネットカフェ34店舗を調べたところ、76%の店が長期滞在の利用者がいると回答。常連客を10人、20人という単位で抱える店も少なくなかったそうです。それにしても、社会現象に伴い新しい言葉が登場するものですね。