月曜日, 4月 23, 2007

年金保険料、赴任先で免除・厚生労働省、オランダと協定合意/ダイレクトメール、郵政公社が作成に参入・三菱UFJ信託と

年金保険料、赴任先で免除・厚生労働省、オランダと協定合意
 厚生労働省はオランダ政府と社会保障協定の締結で大筋合意しました。今秋までにオランダで署名式をし、正式に締結する予定です。協定の締結相手国としては9カ国目となります。発効後は本国で公的年金保険料を払えば基本的に滞在国での支払いを免除され、二重払いしなくて済むようになります。厚生労働省は今後、日本企業の駐在員らが多い欧州などで締結国をさらに増やしていく方針です。 日本は現在、ドイツや米国など8カ国と社会保障協定を締結しており、うち5カ国は発効済みで、これまでは協定ごとに法律をつくっていましたが、今国会に提出した社会保障協定に関する包括実施特例法が成立すれば、同法ですべての協定に対応できるようになります。厚生労働省は、法律をつくる作業がなくなるため、より多くの国と締結交渉を進めやすくなると指摘しています。

ダイレクトメール、郵政公社が作成に参入・三菱UFJ信託と
 日本郵政公社は顧客に広告などを届けるダイレクトメール(DM)の企画・作成事業に参入します。子会社を通じて三菱UFJ信託銀行と共同で、DM事業の会社を買収します。これまではメールを届ける手段として郵便を提供してきましたが、DMの企画や作成も手掛け、企業からの一貫した受注につなげる方針です。10月の民営化を前に不振の郵便事業をテコ入れするのが狙いです。郵政公社と三菱UFJ信託などの共同出資会社でDMを封筒に入れて差し出す封入業務をするJPビズメール(東京・足立)が、DMの企画・作成をするディーエムリーディング(川崎市)を今年に入って買収し、全額出資子会社にしました。買収額は5億円程度とみられます。