木曜日, 3月 15, 2007

保険証をICカード化/転職者数、過去最高の346万人

保険証をICカード化
 厚生労働省は、健康保険証にICカード機能を搭載し、過去の病歴や受診内容を患者や医師がパソコンで確認できる「健康ITカード」(仮称)を導入する方針だそうです。情報化で医療の効率を高めるのが目的で、経済財政諮問会議に示す医療・介護分野の「質向上・効率化プログラム」に盛り込むようです。健康ITカードは2012年4月をメドに導入されます。ICカードで国が整備するデータベースに接続することで、医療機関は他の病院で受けた診療内容や病歴が分かりまする。患者も自分が受けた診療内容を確認することができるようになります。

転職者数、過去最高の346万人
 2006年に転職した人は前年比6万人増え、346万人(前年比1.8%増)と、調査を始めた2002年以降最も多かったことが総務省の調べで分かりました。女性の転職が前年に比べ2.9%増え、転職者数を押し上げたようです。単純比較は難しいですが、以前の統計と比べても2006年の転職者数は最多になります。景気回復で雇用環境が改善し、企業が積極的に即戦力となる人材を増やしていることを反映しました。転職者数の増加は2年連続。2002年に327万人いた転職者は、2004年に323万人にまで減っていました。2002年6月には5.5%まで悪化した完全失業率は2006年11月に4.0%まで下降するなど雇用情勢は改善していることを反映しています。