金曜日, 3月 09, 2007

2月の街角景気指数、5カ月ぶり上昇/欧州中央銀行、主要政策金利の0・25%引き上げ決定

2月の街角景気指数、5カ月ぶり上昇
 内閣府が日発表した2月の景気ウオッチャー調査によりますと、街角の景況感を示す現状判断指数が前月より2ポイント高い49.2でした。街角景気の良い悪いの境目を示す50を4カ月連続で下回ったものの、指数自体は5カ月ぶりに上昇しました。暖冬の影響で春物衣料などの消費が好調だったとみられ、家計、企業部門いずれも改善しました。調査は景気を肌で感じやすい小売店で働く人ら約2,000人が対象。現状判断指数は3カ月前と比べた景気の現状を「良い」から「悪い」まで5段階で答えてもらうそうです。

欧州中央銀行、主要政策金利の0.25%引き上げ決定
 欧州中央銀行(ECB)はドイツ・フランクフルトで定例理事会を開き、ユーロ圏13か国の主要政策金利を現在の年3.5%から0.25%引き上げて年3.75%とする決定を行いました。14日から実施されます。世界同時株安で欧州の株式市場でも一時、株価が大幅に下落したが、ECBは欧州域内は堅調な経済成長が続くと見て、インフレ警戒から追加利上げに踏み切りました。ECBのジャンクロード・トリシェ総裁は8日、フランクフルトでの理事会終了後に記者会見し、今回の利上げ後も「金融政策は緩和的」と述べ、今後も追加利上げがある可能性を示唆しました。