日曜日, 3月 25, 2007

社会保険料長期滞納、病院などに厳罰/「携帯クレジット」が広がる

社会保険料長期滞納、病院などに厳罰
 厚生労働省は2009年4月をめどに医療・介護保険や年金など社会保険料を長期間滞納している悪質な医療・介護事業者への罰則を導入します。保険適用機関としての新規指定や指定更新を認めないようです。医療・介護事業者は診療報酬などを社会保険制度から受け取る立場で、社会保険料を負担する責任はより重いと判断しました。罰則の対象は病院などの医療機関や薬局、介護サービス事業者など社会保険に直接かかわる職種。健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料など社会保険料の事業主負担や従業員負担を長期間納めず、強制徴収にあたる「滞納処分」を受けた後も3カ月以上滞納を続けた場合に罰則を科します。保険適用機関の指定条件に保険料の納付を加え、長期滞納の事業者を排除します。

「携帯クレジット」が広がる
 携帯電話をかざすだけで代金を支払える「携帯クレジット」の利用範囲が急速に広がってきました。携帯クレジットの普及を進めるトヨタファイナンスやNTTドコモなどが書店やタクシーなどへの読み取り端末の設置を加速しています。支払いが簡便なことから利用者と店舗の双方にとって利便性が高いです。会員数は260万人超に達しており、利用範囲の拡充を急ぐようで、トヨタファイナンスは今月末から、書泉グランデなどの店舗名で展開している書泉グループなど全国1,500の書店に携帯クレジットの読み取り端末の設置を始めます。出版取次大手のトーハンと組んで、同社の取引先書店への設置を進めます。トヨタファイナンスやジェーシービー(JCB)の規格である「クイックペイ」の会員が雑誌などを購入する際、携帯電話で支払えるようになります。