月曜日, 3月 05, 2007

地域ブランド実力度、夕張メロンが1位/郵貯ATMの利用無料化

地域ブランド実力度、夕張メロンが1位
 日本経済新聞社は初の「地域ブランド(地域団体商標)調査」を実施しました。インターネットを通じて知名度や実際に購入したかどうかなど6項目の質問をして、ブランドごとの実力を分析しました。1位の夕張メロンをはじめベストテンを食品が独占。都道府県別では、京都の健闘が目立ちました。地域ブランドは地域名や商品名を商標として登録できる制度。伝統工芸品や名産品の保護・育成を狙って、特許庁が昨年4月に制度を創設し、申請の受け付けを始めました。調査対象は制度創設前の商標登録済み12件を含む583件で、申請中の案件も加えました。2月上旬に全国の成人男女5,000人にアンケートし、6項目の偏差値の平均を算出して実力度としました。

郵貯ATMの利用無料化
 三井住友銀行は、全国の郵便局に設置されている約2万6,000台の現金自動預払機(ATM)から、預金を引き出す際の平日昼間の手数料を無料にすると発表しました。JR東日本の主要駅に設置されているATM約250台とともに、10月から実施します。同行は生体認証対応型のATMを日本郵政公社と相互開放するなど、民営化を控えた公社との関係強化を進めている。三井住友銀の奥正之頭取は「顧客の利便性向上のため実施する」とし、その狙いを説明しました。大手信託銀行を除くメガバンクの中で、郵便局のATMを条件なしで無料化するのは初めて。三菱東京UFJ銀やみずほ銀などの顧客還元策にも影響を及ぼしそうです。三井住友銀のATMは、コンビニエンスストアの「am/pm」に設置している約1,100台を加えて現在約6,700台に上ります。また、同行は預金残高10万円以上の顧客に対しては、自行ATMの平日時間外手数料を無料とします。