水曜日, 7月 25, 2007

上期の貿易黒字、59.3%増の5兆1326億円/携帯ビジネス市場、3割拡大・06年9285億円、通販好調

 暑い夏と涼しい夏、猛暑と冷夏、どちらがお金の面からでは良いのでしょうか。それはやはり暑い夏だそうです。電化製品やビールの売れ行きにも影響がありますからね。でも、暑い夏の翌年は花粉が多く飛ぶらしいです。夏は暑く、冬は寒くがいいですね。

上期の貿易黒字、59.3%増の5兆1,326億円
 財務省が25日発表した2007年上半期(1~6月)の貿易統計速報(通関ベース)によりますと、輸出額から輸入額を差し引いた貿易黒字額は前年同期比59.3%増の5兆1,326億円となったそうです。前年水準を上回るのは半期ベースで2期連続。世界経済の好調を受けてアジア向けの輸出などを中心に輸出が伸びました。一方で対米黒字は7期ぶりに縮小しました。輸出額は前年同期比12.8%増の40兆3,650億円、輸入額は8.2%増の35兆2,323億円。いずれも過去最高を更新しました。輸出では自動車や鉄鋼などを中心に好調に推移。輸入も増加しましたが、原油価格がピーク時に比べて落ち着いたことで輸入の伸びを抑えたようです。地域別では、アジア向けの貿易黒字が前年同期比37.6%増の3兆8,969億円と大幅に伸びました。輸出では、マレーシアへのパイプライン用の鉄鋼、中国向けの電子部品が増えました。対中貿易赤字は1兆2,973億円でしたが、輸出の増加に伴い、貿易赤字は前年同期比17.6%減と3期連続で縮小しました。

携帯ビジネス市場、3割拡大・06年9285億円、通販好調
 総務省が24日発表した「モバイルコンテンツの産業構造実態に関する調査」によれば、「着メロ」など携帯電話向けにインターネット上で展開するビジネスの市場規模は2006年に9,285億円と、前年に比べ29%伸びました。通信販売や「着うた」のダウンロードなどが大幅に増えたためだそうで、2007年には1兆円を超えるのは確実とみられます。調査は携帯電話向けに音楽やゲームを配信する事業者や携帯電話会社が対象で、売り上げ規模や手数料収入を聞きました。とくに伸びが目立つのは携帯を使った通信販売で、売上高は前年比68%増の2,583億円とな、手軽に書籍やCDなどが買える点が人気のようです。「着うた」の売上高は前年比35%増の759億円となり、物品の競売や証券取引などの手数料収入も着実に増えています。