月曜日, 7月 30, 2007

参議院選挙、自民の惨敗、民主の圧勝、さてマーケットは・・・

 参議院選挙は自民党の歴史的敗退で幕を閉じました。それにしても予想以上の議席減で、マーケットも、“織り込み済み”とは言いながら、今日は大幅下落となりました。米のサブプライムローン問題の方が影響が大きく、選挙の結果はさほど影響はないとのおおかたの見方のようです。
 今回、自民党の獲得議席が30台ということは、3年後の参議院選挙で、大幅に議席獲得をしないと過半数はとれないと言うことになります。6年間は衆参ねじれ現象になる可能性もあると言えます。法案の成立に時間がかかり、マーケットとしてはそれをどう受け止めるかが重要となります。2年後には衆議院選挙があります。それまでに解散するのかどうかは微妙ですが、マーケットは、政局の乱れを嫌います。8月の日銀の利上げも、場合によっては9月にずれ込む可能性もあります。その後の政局(衆議院の解散)如何では、来年の追加利上げも分からなくなりました。福井総裁の後任人事にも影響があるとも言われています。
 それにしても、赤城農水大臣など、誰が見てもおかしいと思う対応を、政治のプロである、ましてや選挙のプロの人たちの対応とは思えぬ行動、どう考えても選挙に良い影響が与えないとおもわれることを、わざとしているのではないかとさえ思います。なにか意図があるのでしょうか。凄くうがって見たくなりますね。わざと支持率を下げているとしか思えないような一連の出来事のような気がします。なにか他の意図があるのでしょうか。
 3分の2の勢力を持っている衆議院を、そう簡単に自民党が解散するとは思えません。今の勢いは民主党にある状況下で解散はないと思いますがね。ポスト安部も見あたらない中で、幹事長交代でかたづけて、衆議院選挙での旗頭模索へと動くのではと思います。そうすると、いくら自民党惨敗とはいえ、政局が乱れるとはすぐには考えずらく、日本企業の業績回復やヘッジファンドの日本外の行方から、これから株価は回復すると考えますがいかがでしょうか。そうすると安値で仕掛けると言う行動も「あり」かなぁ~なんて考えます。今回の株価下落は、振り返れば夏のボーナスなのかもしれませんよ、あくまでも私見ですが・・・