月曜日, 7月 23, 2007

家計、利上げに備え・定期預金、短期型が急増

 家計が先行きの金利上昇を見込んで、預入期間が短い定期預金が急増する一方、住宅ローンの借り入れでは長期の固定金利型を選ぶ傾向が強まっているとの記事があります。日銀によれば、国内銀行の5月末の預入期間「1カ月以上1年未満」の定期預金残高合計が、45兆3,000億円で前年同月に比べ17.3%増加しました。「1年以上2年未満」も100兆8,000億円で7.6%増えたそうです。一方で「5年以上6年未満」は25兆8,000億円で8.2%減、「3年以上4年未満」も2.9%減となりました。今後も定期預金金利が上がるとの見方から、資金を現在の金利で長期間固定することに慎重になっているとみられます。金利上昇局面では、長期期間の預入より、短期期間の預入れか、変動金利商品が良いでしょう。もし、長期期間固定の定期預金に預けた場合、金利上昇により、ふと横を見ると、預入れ金利の高い預金が出てきたとしたら、今の定期預金を解約しなければならない。解約すると普通預金金利が適用になります。1年物の定期預金なら、数ヶ月待っていれば新しい預金商品に預け替えができます。長期期間の定期預金や保険での貯蓄は避けた方が良いでしょう。