木曜日, 7月 05, 2007

メガバンク3行、個人向け小型店拡充

 日経新聞では、今年上半期の社長(頭取)交代調査で、新社長の平均年齢が55.9歳に低下したという記事がありました。そのうち、ほぼ6人に1人は20~40歳代だそうです。一方、社長を目指そうという新入社員は今春新社会人になった中のほんの12.0%にすぎないそうです。もはや企業のトップには魅力がないということでしょうか。

メガバンク3行、個人向け小型店拡充
 メガバンク3行はこれまでの支店より小規模な個人向け特化型店を中心に、今後3年間で100店程度を新たに出店するそうです。預金だけでなく投資信託や変額年金保険など窓口での取り扱い商品が多様化したのを受け、運用相談体制を充実させる方針です。今後3年間の投資額は計2,000億円超と従来の倍のペース。小型店中心の効率的な店舗投資で個人マネーの取り込みを狙います。三菱東京UFJ銀行は改装・新規出店に今後3年間で1,000億円以上をかけるようで、富裕層向け会員制店舗を20店程度出す予定です。銀行の収益は今までは金利差(調達金利と貸付金利の差)によるところが大きかったようですが、今後は手数料収入(保険や投信販売手数料)へのウェイトが大きくなっていくようです。